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観劇

お勢登場を観てきた。

 

いや〜〜よかったな〜。

 

江戸川乱歩は私にとってずっと昔から日常であり非日常であり、形容の出来ない唯一無二の存在で、その分どうしても乱歩原作の映像や舞台は所謂 “原作厨” みたいなスタンスで見てしまう。

だから今回も、楽しみな気持ちと幻滅してしまうかもしれないという不安とを持ってホールに出掛けたんだけど、想像を超える良さだった。

 

内容としてはいくつかの独立した短編の登場人物を共通の人物にしてひとつの話しにしたものだったんだけど、その短編のチョイスがまた、いいとこついてて…

乱歩を元々好きな人にも乱歩を知らない人にもどちらにも媚を売らずに、それでいてどちらにとっても確実に面白いものだと思った。

 

一歩間違えれば破綻してしまいそうな原作の取り扱い方をしていたのにあんなに上手く構成をして作り上げた脚本に本当に感動したし、それを演出や役者や舞台装置がより素晴らしいものにしていて、感謝の気持ちでいっぱいです…。

本当に本当に観にいってよかったな…。

 

胸がいっぱいでいっぱいで自分の中に入りきらなくて、終演後に会社の偉い人に垂れ流すように話しをしてしまったし、その人と別れた後も駅までずっと両手をほっぺたにくっつけて溜め息をつきながら歩いた。

 

パンフレットだけのつもりがテンションが上がって結局戯曲まで購入してしまったので、もう少し気持ちが落ち着いてからじっくりじっくり読みます。